私たち人間は誰しも多かれ少なかれストレスというものを抱えています。
学生であれば、勉強や友人関係、恋愛や部活動などが原因でストレスが発生する可能性があると考えられます。そんなストレス社会と言われている現代では、過度なストレスによる自殺や心臓麻痺などの死亡数が急激に増加しているそうです。
そこで今回は、ストレスのメカニズムと対処方について解説していこうと思います。
過剰なストレスは身体を破壊する
私たちの心臓はメンタルに影響を受けやすい臓器です。気持ちが高ぶり興奮状態であれば脈や血圧が上昇し、逆に落ち着いてリラックスした状態であれば脈、血圧は低下します。
しかしながら精神的にストレスを抱えた状態であると、心臓は常に興奮状態となり夜になっても身体を休ませる事ができなくなってしまいます。
そして最終的には、心臓や血管に負担がかかり病気になったり最悪死に至る場合もあります。
ストレスのメカニズム
例えば今日から来週までに1万字のレポートを仕上げなくてはならないとします。そういった場合、頭の中には常にそのレポートの事があるでしょう。
その時あなたの感情システムは徐々に戦闘態勢に入ります。それを受けて脳内ではストレスホルモンが分泌されます。
ストレスホルモンによってアドレナリンが発生し心拍数を上げ、外敵からの襲撃に素早く反応できる態勢を整えます。
原始時代と現代のストレス
原始時代であれば上で説明したように、外敵である獣に襲われた際にストレスが発生し、事態が終了すればストレスホルモンは役目を終え、身体は元通りになりました。
しかしながら、現代のストレスはそうはいきません。現代のストレスは原始時代とは違い、慢性的なものが多いです。先程例に上げた1万字のレポートでも、その1週間はずっと頭の片隅にレポートの事があり、その間もずっとストレスを感じているでしょう。
こうなってしまうと私たち人間はストレスホルモンに慣れてしまい、免疫システムが壊れてしまい白血球が暴走を始めてしまいます。
結果、心疾患や肥満、老化を引き起こし、最後には身体全体を壊していくのです。
まとめ
私たち人間のストレスというものは、あくまでも原始時代に獣からの危機に対応するために進化してきたシステムなのです。
すなわち現代のような慢性的なストレスに対応することができないのです。
ではどうしたら私たち現代人はこのストレスに勝つことができるのでしょうか。それは次回の記事で紹介したいと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
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